高村薫さんのインタビューなど

高村薫さんの新刊『太陽を曳く馬』について、幾つかインタビューがウェブ上に掲載されている。

読売新聞のインタビューの最後で触れられているが、来年には週刊誌で連載を持つとのこと。

あと、しばらく前にNHK教育テレビの「日曜美術館」に出演され、『太陽を曳く馬』の表紙にも使われているマーク・ロスコの絵画について語られている。

録画していたものを先日見たのだが、一点、非常に印象深いところがあった。ロスコの晩年の「黒い絵」に対し、高村薫さんは「こういう小説を書きたい」と言われたのだが、その意味するところについて、司会の姜尚中さんが、「黒い絵」は「意味の臨界点」であり、そのような小説を書きたいというのは小説それ自体をばらすということでしょうか?と尋ねた。これに対し、高村さんは、「黒い絵」には「人間の生命の手ざわり」としての感覚がある、だから、そこに「人間の生命の手ざわり」があるような、そういう文章が書けないかと思ったと言われていた。そのあとで、「手ざわり」を作り出すことが小説においても重要だということも言われている。

ストーリーやキャラクターではなく、いわく言い難い「手ざわり」。