承認の行程 ポール・リクール著, 川崎惣一訳, 2006, 『承認の行程』法政大学出版局. 購入本。 「第三研究 相互承認」のIV節では、ホネットの承認論も参照しつつ、イエナ期ヘーゲルの議論が取り上げられている。リクールの表現では次の通り。 私はまず、アクセル・ホネットに多くを負っていることを述べておきたい。……私はこの節を、彼との対話として構想した。私の貢献は、補足的なメモを付け足すことから、意見を異にするいくつかの考察を提示することまでである。(271ページ) 少し丁寧に読んでみたい。